皆さんは、「DUT(ダット)理論」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

これは勉強で目標を達成するための基本法則なのですが、実はこれはスポーツにおける目標達成の法則とも完全に一致しています。

まず先に、スポーツにおける目標達成の法則として、メジャーでも二刀流に挑戦している、大谷翔平選手を挙げてみたいと思います。

大谷選手がメジャーリーガーとして活躍するようになった要因は、わずか3つに絞ることができます。
それが、D.U.Tの3要素です。

まずD。これはDesire(=欲求)です。
大谷選手は「メジャーリーガーになりたい」という欲求が高校生のころから強かったことで有名です。
高校時代から「世界一の投手」を掲げ、日本でプロにならず、一時は高校卒業後すぐにメジャーリーグに挑戦すると意思表示していました(結果としては日本ハムファイターズにドラフト1位で入団することになります)。

ただ、欲求が強いだけでは、大谷選手といえどもメジャーリーグには行けません。
次に必要なことは、U。これはUnderstand(=理解)です。
野球が上手な人に投球フォームやバッティングの理論などを教えてもらい、それを正しく理解することです。

大谷選手は、花巻東高校時代の佐々木監督や日本ハムファイターズ時代の栗山監督など、優秀な指導者に恵まれました。

そして最後に必要なもの。それはT。Training(=練習)です。
強い欲求(Desire)をもち、正しい理解(Understand)をしたあとは、誰よりもたくさん練習(Training)を効率よくこなすこと。
「効率よく」という点がとても大切です。
時間は有限ですから、短い時間に最大限の効果を上げられるように工夫することも大切です。

大谷選手は、二刀流という前代未聞の挑戦をしていることから、プライベートでもほとんど外出をせず、ひたすらトレーニングに励んでいます。

この欲求(Desire)・理解(Understand)・練習(Training)の3本の柱が目標達成に必要な要素なのです。

さて、ここからが本題です。
DUT理論を勉強に当てはめてみましょう。

成績を上げたいと思ったら、まずは「テストで良い点を取りたい」とか「この学校に行きたい」という欲求(Desire)が不可欠です。

そしてもちろん、勉強の内容がわからなければ仕方ありません。
学校や塾での授業をよく聞き、理解(Understand)することが大切です。

帯屋進学塾では、個別指導の時間で理解を深めます。

そして、最後に必要なことは、そう、練習(Training)すること。
理解したことを身に着けるためには、理解に要した時間の何倍も練習することです。
勉強における練習とは、練習問題をたくさん解くことです。
参考書やノートを読むことは理解であり、練習ではありません。

帯屋進学塾では、eトレで演習をすることにより、どんどん練習量を増やしていきます。

こんなことを書いていると、「そんな当たり前のこと、わかってるよ」と言われてしまいそうですが、よく考えてみてほしいのです。

例えばスポーツであれば、中学の部活でもDUT理論は浸透していて、指導では練習の量に重きが置かれています。
そのほうが成果が出るからです。

しかし、勉強となると練習が圧倒的に不足してしまうのです。
成績が上がらない生徒さんは、問題演習の量が圧倒的に足りていません。
皆さんは、皆さんのお子様はいかがでしょうか。

どんなに先生がわかりやすく教えて、一度理解できたことでも、練習が足りなければ、本物の実力は身に付きません。

DUT理論は、理解(Understand)すること以上に、練習(Training)することが大切であるという理論でもあるのです。

トレーニングの量を増やすことが学力を上げる一番の近道です。
当たり前ですが、それができていないなら、もう一度見直してみる必要はありますよね。

帯屋進学塾で採用している「eトレ」はDUT理論にもとづき、練習の量と質を確保できる教材です。
ぜひ一度、お試しください。効果を実感できるはずです。