帯屋進学塾は、個別カリキュラム。誰一人として同じカリキュラムで学習している塾生はいません。
塾生一人ひとりの学力や進度によって、授業当日の準備で全員のカリキュラムに手を加えています。
eトレ導入当初は1~2か月分まとめて作って、その通りに運用すれば良いと考えていました。
しかし、実際に運用しながらより良い授業にしようとすると、毎回多少の手直しは必要です。
当日になって塾生から「今日はこれやりたい」と言われることもあります。もちろんそういう希望は歓迎です。その場でカリキュラムに組み込みます。
今でも1か月先・2か月先、半年先のビジョンは描いてはいますが、その日の授業のために臨機応変に対応できるのもeトレのカリキュラム設定機能があってこそです。
さて、9月・10月の実際のカリキュラムをまとめてみました。
(eトレで出力したものを、エクセルで加工しています。)
同じ中3生の塾生ですが、やはり違いがでてきます。
○数学・英語中心のHさん
Hさんのカリキュラムは、私の塾では代表的・一般的なものです。
基本方針は「週2回」「英語と数学」「基礎から丁寧に」の3点です。
数学・英語が交互に来るようなカリキュラム設定で、数学は入門編→標準編と解き進む、英語は教科書準拠プリントを解いています。
学校の進度と同じか、できれば少し早くなる(予習になる)ように調整しています。
9月の最初は実力テストに向けて、1学期に学習した計算のまとめ問題を解いています。
このほか、理科・社会は本人が自宅でできる範囲で宿題に加えて、正解率が低いところは授業でもフォローしています(宿題の分は画像には載っていません)。
なお、終了日付は宿題まで終わった(提出された)日付になっています。
○数学と理科・社会の3本柱なTさん
Tさんは英語は別の塾に通っているため、それ以外の科目を私が指導しています。
2つの塾に通っているお子さんもいますので、私ができることは柔軟に対応しています。
基本方針は「週2回」「数学中心で理科・社会も」「基礎から丁寧に」の3点です。
数学と理科が交互に来るようなカリキュラム設定で、数学は入門編→標準編と解き進む、理科は標準編を解いています。
9月・10月は、社会(公民)は宿題として解いてもらって、正解率が低いところは授業でもフォローしています(宿題の分は画像には載っていません)。
さらに8月以前にさかのぼると、社会も通常授業で扱っていますが、いまは数学に力を入れたい、その次が理科、という希望をいただいているので、社会は宿題でフォローという形になっています。
今後また通常授業で社会を取り扱うこともあるでしょう。
数学はできるだけ学校よりも早く進む(予習になる)ように心がけて授業しています。
9月の最初は実力テストに向けて歴史を学習していました(画像の緑の部分です)。
基本的には学校の授業と進度を合わせることが多くはなりますので、似たカリキュラムができあがることはありますが、お子さんによって理解度・進むスピードは異なります。
ですから、同じ中学校・同じ学年の塾生が教室にいたとしても、同じプリント解いていることは極めて稀です。