さて、いきなりですが問題です。

1918年、原敬が内閣総理大臣となり、日本初の政党内閣が成立しました。
これと同じ年、富山県の漁村の主婦たちの運動をきっかけとして、米の安売りを求める動きが起こったが、これを何というか。また、このできごとが起こった理由を、「シベリア出兵」という語句を使って説明しなさい。

これは、eトレの中3社会プリントからの抜粋です。
eトレには記述問題もあります。この問題、答えられますか。なかなか難しいですよね。
共通テストでも国語や英語では記述問題が出題される予定ですので、記述対策、特に短い文章で端的にまとめる練習はますます重要になってきます。

それでは正解発表です。
できごとの名称は、「米騒動」です。
理由は、「シベリア出兵を見こした商人が米を買い占め、米が値上がりしたため。」が模範解答です。

もう少し詳しく解説しますと、この時期、ロシアで社会主義革命が起き、社会主義の拡大を防ぐために、日本やアメリカ、イギリスなどがシベリアに兵を出すことになりました。これがシベリア出兵の経緯です。
日本国外に出兵するということは、兵隊さんたちの食料が大量に必要になります。米の需要が増える、つまり米の値段が上がるだろうと見こした商人たちが米を買い占めたため、米が異常に値上がりしました。
急に米が値上がりし、困ったのが一般の国民です。米は主食ですから、家計を直撃しました。なかでも富山県の主婦たちが中心となって起こした運動が全国に広まり、各地で打ちこわしや焼き討ちなど暴動に発展しました。
ちなみに、問題文中に原内閣のことが書かれていますが、順番としては米騒動が先で、騒動の責任をとる形で寺内内閣が総辞職し、原内閣が発足しています。原内閣は発足からいきなり米騒動の鎮静化という大問題に立ち向かうことになります。